Saturday, June 17, 2006

…【ダブ】

最近思う【ダブ】について
そんなにたくさんのダブをきいてきた訳ではないですが,それでも思うには,ダブの最大の魅力は,なんといっても生楽器・生演奏,つまりミュージシャンという「人間」と,ダブワイザー,つまりエンジニアという「人間」との間で交わされる激しいぶつかりあい,せめぎあい,でありましょう.だって一回ちゃんとつくった音楽をぶっ壊す感じですよ.キングタビー,よくここまでやったな,換骨奪胎,スゴイ.
だから,そのせめぎ合いがフレッシュだった70年代後半から80年代,ジャマイカのダブは僕にとっては非常に魅力的です.まだまだ掘りたい.

もう一つ,そうは思わないひともいるだろうけど,勝手に.そういう出自をもったダブは,現在ではもう音楽のジャンルではなくなってると思います.つまり,広くサンプリング手法の一つとして認知されているんじゃないでしょうか.
それと関係してですが,そーんななかで内田直之は「ダブですおれは!」という感じが非常にすきであります.
また,それとは正反対?かどうかは分かんないが,いわゆる「レゲエ」とは違うことで,非常に無機質な音を作りつづけている(と勝手に思う,)こだま和文,すごく興味があります.

この【ダブ】には感動

"dread meets punk rockers uptown" by dj don letts

the clashにレゲエを教えたdjが,76年,77年のヒット曲を紹介している.
当時のパンクロッカーはこんなのを聞いていたんだなー
僕がダブをきこうと思ったきっかけは,the clashがレゲエを好んで聴いていたからです.
rebel music!
joe strummerのバンド,見たかったなあ…

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QZF3/250-6132109-6808243

直感的【ダブ】
スネアが飛び散ってるとき,ギターがとんでいる時,音が一回なくなる瞬間,ホレスアンディーの声…
トベルーってかんじすね.
そんなこといってたらまた聞きたくなってきた…
"king tabby meets rockers uptown" augustus pabloかなー今日は!

すきな【ダブ】
ダブって物語性があるというより,気持ちいい断片が次々におそってくるという感じじゃないかと思います.
そういうところですかねー.上で言ったジャマイカのやつがやっぱすきです.

こんな【ダブ】はいやだ
音(とくにベース)を小さくして聞くこと.逆に体にわるいよ…
でも近所迷惑を意識してしまうし,
スピーカーも耐えられなそうなので,なかなか…
ああ,合宿の深夜がまちどおしい.

【ダブ】がなかったら
ジャズも聴かなかった!
その昔々,ボブマーリーよりまだずっと昔,コクソントッドという,ジャマイカの野外ディスコオーナーが,ジャマイカで当時はやってたアメリカのジャズのレコード,もう買い付けにいくのやめて,国内でいけてる音楽作ってもうけよーとして,国内にいたミュージシャンに「もうジャズのカバーじゃなくてなんかそれをもとにして新しいヤツやって」と言い放ったという.こうして出来たのがスカ.ミュージシャンたちはスカタライツと名乗ったとゆー…
こういうこともダブ,広くレゲエから教わりました.音楽はつながっている,そしてすばらしい

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